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シャドウバース
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2017-02-14 22:30 更新:2017-03-10
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知恵の光とドロシーの話

これまでのあらすじ

「知恵の光とドロシーがペアになっていて、知恵の光を除いた手札で考えるとドロシーを出した方が良いと考えられる場合は知恵の光をプレイした方が良い」いう旨のツイートをしたところ予想外に拡散され、てんやわんやの大騒ぎとなりました。
時間が立った今でも納得できない方が多いように見受けられ、僕が間違ったことを主張していると他の人に後ろ指を指されるのが、個人的に嫌なのでそのことについて説明を試みることにしました。
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準備

1~10の各数字が1つずつ書かれた10枚の山札があります。A君はこの山札から1枚のカードを無作為に取り、高い数字が出るほど良い景品が貰えます。

普通に引く

A君はこの山札の一番上のカードを取ることにしました。
この場合A君は1/10の確率で1、1/10の確率で2、1/10の確率で3…、1/10の確率で10を引きます。

山札の上から2番目を引く

A君はこの山札の上から2番目のカードを取ることにしました。
この場合もA君は1/10の確率で1、1/10の確率で2、…、1/10の確率で10を引くのは良いでしょう。
山札のどこからカードを引こうが、その中身は山札の中のランダムな1枚であることには変わりがないのです。

秘密主義のB君

A君は山札の一番上をB君にわたして、上から2番目のカードを取ることにしました。
B君は自分の引いたカードがなんなのかをA君には絶対に言いません。
このときA君は山札の上から2枚目を取っていることには変わりがないので、A君が取ったカードに関してだけ考えると前の項と同じ状況といえます。
したがってこの場合もA君は1/10の確率で1を引き、1/10の確率で2を引き、…、1/10の確率で10を引くのです。

いちいちうるさいC君

A君は山札の一番上をC君にわたして、山札の上から二番目のカードを取ることにしました。C君はA君が引いたカードを確認する前に自分の引いたカードを確認して報告してきやがります。C君が10を引こうものなら「10引いたから一番いい景品はぼくがもらっちゃったわー。」なんてどや顔で言ってきやがります。この場合はどうでしょうか。
前項との違いは山札の一番上のカードをB君に渡したか、C君に渡したかの差であって、それは1枚目のカードをA君が知ったか知らないかの差だと言えます。1枚目のカードを渡された人がB君なのかC君なのかによって2枚目のカードが変化する、というような手品的なことは起こらないのは納得して頂けると思います。結局のところA君は1/10の確率で1を引き、1/10の確率で2を引き、…、1/10の確率で10を引くのです。C君がどや顔をしてきたらなんだか損した気持ちになるかもしれませんが、C君はA君が引かないカードのうち1枚を公開しただけにすぎず、A君は実害は被っていないと言えます。

まとめ

「山札の1番上を引く」行動と、「山札の一番上を公開してから山札の上から二番を引く」行動はどちらも結局山札の中から無作為の1枚を取っているだけなので各カードを引ける確率は全く変わらない。

元の話に戻る

実は「ドロシーと知恵の光」問題は上の問題とほとんど同型の問題であり、なぞらえて捉えることができます。
知恵の光で引くカードは「ドロシーをプレイした後に引くことがないカードのうち1枚」と同等であり、これは上の問題でいうといちいち結果を報告してくるC君と同様です。知恵の光で引く(=C君が結果を報告してくる)ことでドロシー後に各カードを引く確率が変わるわけではないのです。つまりドロシー後にドローするカードの内容に関していえば知恵の光を打とうが打つまいが変わらないわけです。「知恵の光で引いたカードがゲイザーやドロシーだったら損」というのは「C君の報告を聞いてると損した気持ちになる」というのと同じ理屈であり実益とは無関係な誤った議論だと言えます。
ならば損も得もないのでは?というとそうではありません。実際のシャドウバースでは知恵の光で引いたカードがもしそれが何か使いたいカードであればそれをプレイすることができますから、知恵の光で引いたカードがその盤面で有効なカード(例えばレヴィ)であればドロシーをプレイせずにそちらをプレイするという選択肢が生まれるため明確にアドバンテージになります。
またエンジェルスナイプやクレイグを引いた場合、は0コストでプレイできるため、これはほぼいかなる場合でも得になる行動と言えます。
損する場合がなく、得する場合があるため結局知恵の光は打ち得になるのです。
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別の角度からの説明

上の説明で納得できない人向けに別の角度からの説明を試みたいと思います。
知恵の光の効果文「カードを1枚引く」、というのは山札の一番上のカードを手札に加えることを指す、と考えられますが、前述したとおり実際には手札に加える1枚のカードは山札のどこから1枚引いても確率的には等価です。したがって知恵の光の効果文を「山札の一番下のカードを手札に加える」と書き換えることができます。
このように考えると、ドロシーを出す前に知恵の光をプレイする行動は、山札の一番下のカードを手札に加えてからドロシーを出すことと等価だといえます。山札の一番下のカードは本来概ねゲームに影響を及ぼさないカードであるため、それがスナイプやクレイグである場合に使用することができるのは明確にアドバンテージとなり、またスナイプやクレイグではないときも特に損失があるというわけではないのです。

例外

以上のような訳で、知恵の光は基本的には打ち得なのですが、多少の例外があります。
それは前項の説明において、「山札の一番下のカードは概ねゲームに影響を及ぼさない」とした所です。
ドロシーウィッチはドローカードを多めに採用している構築の場合山札を全て掘りきってしまう場合があります。その場合は「デッキの一番下のカードを使用することができないこと」がデメリットになってしまうケースも(少ないですが)0ではありません。山札のカードを使い切らなければならない、と判断できる場合には少し気を付けましょう

以上まとめ

知恵の光を打つデメリットは山札が1枚減ることでしかなく、山札を使い切らない場合にはデメリットにはならない。
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最後に

今回は知恵の光+ドロシー、という場合について話をしましたが、カードゲームではこのような話はよくあることであり、シャドウバースでも同様の考えをしなければならないカードが今後追加されることは十分にありえることだと思われます。
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※上の2つのカードは大会でも使われた実績のある強カードです。
理屈の上ではほぼほぼ打った方が得、なのですがツイッターのアンケートの結果7割近い人が打つのは損、と考えたようです。
人間は時に非合理的な考えをしてしまうものであり、今回の事例はフレーミング効果の一種かもしれません。
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この記事により誤解を少しでも解いて頂ければ幸いです。

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